ラットから大量の受精卵を作成しゲノム編集する技術

まずラットに投与するホルモンの組み合わせを工夫して、試した全てのラット系統で高効率な(最大約19倍)過排卵を実現しました

次に、それらの卵子で体外受精法の開発を行なった。本研究グループはラットから卵を取り出す方法を工夫することで、再現よく体外受精が成功することを発見しました

さらに、それら体外受精卵子を使って遺伝子破壊(KO)を行ったところ、その全て(100%)の個体で遺伝子が完全に破壊されていました。ウイルスベクターを用いた簡便な遺伝子置換(KI)を行ったところ、非常に高効率(33から47%)に達成できました

  • これまでもラットの発生工学に関する報告はあったが,再現性が低く,マウスと比較してラットの使用が普及しない原因の1つであったが,「誰でもできる技術」の開発により,ラット普及拡大が期待できます
  • 調査したどのような遺伝子座でも両アレルに変異が起こり100%遺伝子ノックアウトされました

ラットを用いた研究 : 年別
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